横山ルリカ、エリザベス女王杯で絶対外せない馬は?コース適性にも注目 (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 阪神がいいという点では、ウインマイティー(牝3歳)も注目ですね。阪神で実績があり(4月の忘れな草賞で優勝)、叩いて調子を上げそうなタイプなので、今秋3走目ということもいいと思います。多分人気もすごく落ちるはずなので穴で面白いです。

 3歳馬の場合、GⅠオークス(東京/芝2400m)で実績がある馬が上位に入る傾向があります。出走馬の中ではウインマリリン(牝3歳)が最上位の2着、ウインマイティーが3着。ただ、(オークス4着の)リアアメリア(牝3歳)は左回りのほうがいい馬ということもあり、右回りの今回はあまり重くは見ていません。ソフトフルート(牝3歳)はオークスに出ていなかった「上がり馬」なので、このデータの対象ではないけれど、後ろ過ぎない位置からなら突っ込んで来そうな予感もします。

 今年の府中牝馬S組では、レースを制したサラキア(牝5歳)は昨年のエリザベス女王杯で6着。確実に能力は上がっていますが、2000m以上の距離と、前走の重馬場を激走した後の体調は気がかりです。2着のシャドウディーヴァ(牝4歳)も左回りのほうがいいのかなと見ています。

 むしろ、同じ厩舎のもう1頭のウラヌスチャーム(牝5歳)のほうが適性も「持ち時計」もありますし、斎藤誠調教師と斎藤新騎手の親子で臨むというのも注目です。特に斎藤騎手は、今年ラブカンプー(牝5歳)に騎乗したGⅢCBC賞(阪神/芝1200m)で思い切った逃げで大穴を開けました。末脚の切れる馬ではないウラヌスチャームは手が合いそうです。

 レース前ギリギリまで悩んで、ラッキーライラック、センテリュオ、ラヴズオンリーユーの3頭の中から本命を選びたいと思います。絶対に外せないのがノームコアです。そのほかは、ここまで挙げた馬から選ぼうと思っています。

【profile】 
横山ルリカ(よこやま・るりか)  
1991年9月27日生まれ。神奈川県出身。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。現在、「めざましテレビ」(フジテレビ系)のリポーターや「競馬予想TV!」(CS・フジテレビONE)のアシスタントとして出演。今夏の競馬シーズンの「KEIBAプレミア」(UHB)MCも務めた。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、20年4月からはTOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜日15時〜生放送)にレギュラー出演中。

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