2020.11.13

横山ルリカ、エリザベス女王杯で絶対外せない馬は?コース適性にも注目

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

エリザベス女王杯を展望する横山さんエリザベス女王杯を展望する横山さん  ただ、鉄板の「アタマ」なのかと聞かれると難しいところ。それはラッキーライラックがエリザベス女王杯であまり勝っていない5歳であるということ、また、1番人気の重賞では2018年のGⅡチューリップ賞(阪神/芝1600m)以降勝っていないという点です。

 今のラッキーライラックは、強い馬を目標にして最後にシュッと差すのが一番やりやすい競馬で、逆にマークされてしまうと最後に甘くなる傾向があると思うんです。今回、クリストフ・ルメール騎手に乗り替わって、昨年のような強い競馬をしてくれそうで楽しみな面もある一方、もしかするともうピークを越えていて、パフォーマンスを発揮できないかもしれないと考えると、やはり「これ!」とは言い切れず今のところは、「有力な軸候補」という感じです。

 このところのレースでは、(GⅠ秋華賞の)デアリングタクト、(GⅠ菊花賞の)コントレイル、(GⅠ天皇賞・秋の)アーモンドアイと、どのように予想してもこれだと思える本命・軸馬がいましたが、それと比較すると、今回は難しいですね。

 同じく5歳ですが、こちらは前走を見て上昇・覚醒していると思うのが、センテリュオ(牝5歳)です。牡馬混合の2000m以上の重賞で活躍している馬が、エリザベス女王杯でも活躍している傾向があります。前走のGⅡオールカマー(中山/芝2200m)は今レースのたたき台だと思っていたので、強い競馬でいい相手に勝った事実は侮れません。

 また、小回りの適性もあるようにも感じます。距離の2200mは一度4着で敗れていますが、それが去年のエリザベス女王杯で0秒3の差。「持ち時計」もありますし、京都から阪神に変わるのはプラス。勢いのあるディープインパクト産駒である点も"買い"で、意外とアタマまであるかもしれないと思っています。2015年に勝ったマリアライトを彷彿とさせますね。