2020.11.08

母はフランス重賞馬。「かなりの器」
と陣営も驚いたエクスインパクト

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

「エクスインパクトは牧場にいた頃から評判が高かったのですが、トレセンに来て、最初の併せ馬の走り、タイムを見て『これはかなりの器だ』とスタッフは感じたらしいです。尾関厩舎の看板馬であるグローリーヴェイズなどを手掛けた腕利きのスタッフが面倒を見ていますが、そのスタッフの評価も高いようです」

 初陣の予定は、11月8日の2歳新馬(東京・芝2000m)。コンビを組むのは、リーディングジョッキーのクリストフ・ルメール騎手だ。先述のトラックマンが続ける。

「ルメール騎手が2週連続でエクスインパクトの調教に騎乗。万全の態勢でデビュー戦に挑みます。

 ただ、管理するスタッフからは『もっとキレるイメージだったが、じわじわと長く脚を使うタイプかも』といった声が聞かれました。新馬戦はスローペースの瞬発力勝負になりやすいので、そこでキレ負けしないかどうかが懸念されますね。

 そうは言っても、期待が高いからこそのコメントでしょうから、深刻に捉えることはないでしょう。終わってみれば、"あっさり"ということは十分に考えられます」

 はたして、エクスインパクトは兄同様、デビュー戦から勝利を積み重ねていくことができるのか。まもなくゲートが開かれる初陣に注目したい。