鷲見玲奈が天皇賞・秋を予想。「人生初の万馬券」を生んだあの馬は? (3ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

 フィエールマンは、GI天皇賞・春の勝ち馬。本質的には長距離が得意な馬ですが、2000mでも全然問題ないと思います。案外、春秋連覇もあるのかも......って、そうなると、私の予想は外れてしまうんですけど(苦笑)。それほど人気にならなければ、オッズ的なうま味もありそうです。

 何より、鞍上が福永祐一騎手ですからね。コントレイルで無敗の三冠を達成したばかりですし、好調な騎手は押さえておかないといけません。

 いずれにしても、今年の天皇賞・秋は12頭立てということもあり、大きく荒れることはないでしょう。先週の菊花賞も、1~3着が1、4、5番人気の馬でしたし、同じような流れになるのではないかと読んでいます。

 とは言いつつも、中穴狙いで最後にもう一頭(笑)。人気薄になりそうな馬の中から、スカーレットカラー(牝5歳)を加えておきます。

 昨年のGII府中牝馬Sの勝ち馬で、東京実績がありますし、前走のGIIIクイーンSでは内に包まれてスムーズな競馬ができなかったにもかかわらず、最後に追い込んで3着。着順以上に強い競馬をした印象です。今回も馬券圏内に入ってくる可能性は十分あると見ています。

 最終的には、追い切りの様子や当日の気配を見て決めたいと思っていますが、私の予想は、以上の6頭が中心です。

 ということで、今回は3連単フォーメーションで、1着にアーモンドアイ、クロノジェネシス。2着にアーモンドアイ、クロノジェネシス、ダノンキングリー。3着にダノンキングリー、キセキ、フィエールマン、スカーレットカラー、それにクロノジェネシスも入れて、15点で勝負です!

 アーモンドアイ、クロノジェネシスの2頭にあまりにも人気がかぶってしまうと、トリガミもあるかもしれませんが、今回はとにかく当てることを優先します(笑)。

 アーモンドアイが勝つより、クロノジェネシスが勝ったほうが、配当的にはオイシイはず。でも、アーモンドアイは史上最多となる芝GI通算8勝目がかかっています。

 前走の安田記念では、8勝の壁がいかに高いかを思い知らされるレースになりましたが、最初にも言ったように、今年は何かと歴史的快挙が成し遂げられる年。アーモンドアイの新記録達成もあるんじゃないかなと思いますし、その瞬間を見たいという気持ちもあります。

 そうなると、今年の秋は3週連続で歴史的な瞬間を目の当たりにすることになりますね。競馬ファンとしては、すごく楽しみなレースです。

鬼頭恵美●ヘア&メイク hair&make-up by Kitou emi
佐々田加奈子●スイタリング styling by Sasada Kanako
衣装協力/SNIDEL

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