天皇賞・秋の穴は今が充実の6歳馬。アーモンドアイ絡みでも好配当になる (3ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

今が一番充実しているダイワキャグニー今が一番充実しているダイワキャグニー 6歳になりましたが、今年はGIIIエプソムC(6月14日/東京・芝1800m)を勝って、GII毎日王冠(10月11日/東京・芝1800m)で2着と、充実ぶりはこれまでで一番。毎日王冠ではサリオスに完敗したものの、ダイワキャグニー自身は好位から勝ちパターンの競馬をして、去勢効果が感じられるレースぶりでした。今回は、ハナに行こうと思えば行けるメンバー構成ですから、GI馬たちが後ろでけん制し合ってくれれば、チャンスが生まれるのではないでしょうか。

 個人的には、鞍上の内田博幸騎手にも期待しています。というのも、先週の菊花賞で苦い思いをして、リベンジに燃えていると思うからです。

 内田騎手は菊花賞で3番人気のバビットに騎乗。しかし、キメラヴェリテにハナを譲ってしまい、思い描いたレースができぬまま10着に敗れてしまいました。逃げて止まったのなら諦めもつきますが、連勝してきた競馬ができずに負けてしまっては、ファンや厩舎関係者、オーナーはもちろんですが、乗っていた内田騎手にとって、相当悔いが残るレースになったと思います。

 そして、内田騎手は今週も再び先行馬に騎乗。それも今回は気楽に乗れる立場ですから、半端な競馬になった菊花賞の借りを返すべく、「バッタリ止まったら仕方がない」くらいの気持ちで、かなり大胆な先行策を見せてくれるのではないかと思っています。

 さすがに逃げ切り勝ちまでは難しいとしても、狙いどおりの展開に持ち込むことができれば、2、3着に残せるだけの能力とコース適性がダイワキャグニーにはあるはずです。メンバーがそろっている分、人気薄なのは間違いないと思いますから、アーモンドアイ絡みの馬券でも、魅力的な配当が見込めるのではないでしょうか。

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