2020.10.31

天皇賞・秋の穴は今が充実の6歳馬。
アーモンドアイ絡みでも好配当になる

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

 とはいえ、今週末の天気予報は晴れ。パンパンの良馬場が見込めそうで、わずかな不安も解消されそうです。

 一戦ごとに全力で走り切るタイプで、3カ月以上の休み明けは6戦6勝。ローテーション的にも問題はなく、中間の調整過程や仕上がりについても、今さら心配することはないでしょう。快挙達成へ、視界は良好です。

 このアーモンドアイに立ち向かえるとしたら、ひとつ下の牝馬クロノジェネシス(牝4歳)でしょうか。

 アーモンドアイは過去、有馬記念でリスグラシュー、安田記念でグランアレグリアと、言うなれば"覚醒した"牝馬に2度負けています。有馬記念のリスグラシューは、アーモンドアイが本来の力を出し切っていたとしても、勝てただろうか? という強さでしたし、グランアレグリアにしても、その後のGIスプリンターズSの勝ちっぷりを見る限り、マイル以下の距離なら、アーモンドアイと何度戦っても好勝負を演じそうな気がします。

 それら2頭と同様、クロノジェネシスもある時を境に急激に強くなった印象がある牝馬です。前走のGI宝塚記念(1着。6月28日/阪神・芝2200m)は特殊な馬場に対する適性があったことは確かですが、リスグラシューが勝った昨年以上の圧勝でしたからね。侮ることはできません。

 東京・芝2000mでの高速決着となると、やや分が悪いかもしれませんが、もしも馬場が渋れば、逆転もあるのではないかと期待していた1頭。良馬場でも走れる馬ですから、アーモンドアイ以外に対しては、威張れる存在だと見ています。

 牡馬勢で注目されるのは、昨年の2着馬ダノンプレミアム(牡5歳)や、GI天皇賞・春(5月3日/京都・芝3200m)で連覇を決めたフィエールマン(牡5歳)、天皇賞・秋への参戦は今回が初となるダノンキングリー(牡4歳)に、宝塚記念2着など今年も健闘を続けるキセキ(牡6歳)といったあたりでしょうか。

 そうした好メンバーが集うなか、今回の「ヒモ穴馬」にはGI実績ではそれらよりもやや劣るダイワキャグニー(せん6歳)を取り上げたいと思います。