2020.09.12

穴党記者は知っている――京成杯AHで
波乱を起こすのはどんなタイプか

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO


重賞初制覇を狙うアルーシャ そこで小田記者は、前走でオープン特別のパラダイスS(6月28日/東京・芝1400m)を勝ったアルーシャ(牝5歳)を穴馬候補に挙げる。

「重馬場だった3走前のGIII京都牝馬S(2月22日/京都・芝1400m)で17着と大敗したように、道悪は不得手のはずなんですが、前走のパラダイスSでは不良馬場をうまくさばいて勝利。今が、遅れてきた充実期なのかもしれません。

 実際、なかなか身が入らない馬でしたが、年明けのオープン特別・ニューイヤーS(1月18日/中山・芝1600m)の時と比べて、前走は馬体重がプラス10kg。それだけの成長が図れた分、不得意な馬場もこなせたのではないでしょうか。

 本質的には、開幕週の速い馬場のほうがいいタイプ。ハンデ55kgというのは、やや見込まれた感がありますが、それでも楽しみなほうが大きいです」

 小田記者はもう1頭、推奨馬を挙げる。前走で3勝クラスの新潟日報賞(8月1日/新潟・芝1400m)を快勝したアフランシール(牝4歳)だ。

「半姉に重賞2勝のブランボヌール、半兄に重賞級のエントシャイデンがいるアフランシール。自分の型にハマったレースができると、強さを発揮する血統です。

 前走も、ジョッキーがうまく乗ったことは間違いありませんが、脚をタメて終(しま)いでドスンッといった、この馬の型で結果を出しました。その型が板についてきた印象があって、今回は充実の4歳でありながらハンデ52kgというのも魅力。かなり面白い存在だと思います」