2020.09.04

必ず荒れる新潟記念。過去の穴パターンに
完全マッチする3頭を狙え

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そしてこの2頭には、デビュー当初から注目度が高かった血統馬という共通点があった。

 クランモンタナの母は良血エアトゥーレ。名牝スキーパラダイスを母に持ち、自身も現役時にはGII阪神牝馬S(阪神・芝1600m)を勝っている。彼女は繁殖牝馬になってからも、GI皐月賞(中山・芝2000m)で戴冠を遂げたキャプテントゥーレを出していて、その半妹で、父がディープインパクトというクランモンタナへの期待は相当大きかった。

 ジナンボーも、父がディープインパクトで、母は牝馬三冠馬のアパパネ。父母合わせて「GI12勝の子」として、早くから脚光を浴びていた。

 つまり、上り調子の良血馬がこの舞台では躍動する、ということ。このパターンにハマる馬も、今年は1頭だけいる。

 サトノダムゼル(牝4歳)だ。

 同馬も、前走で3勝クラスの佐渡S(8月8日/新潟・芝1800m)を勝利。今回がオープン入り初戦となる。

 しかも、彼女はクランモンタナやジナンボーにも劣らぬ良血で、生まれた時から注目されていた。なぜなら、兄にGIケンタッキーダービー(アメリカ・ダート2000m)やGIドバイワールドカップ(UAE・ダート2000m)を勝った世界的な名馬、アニマルキングダムがいるからだ。

 上がり馬のうえ、評判の良血馬であるサトノダムゼル。過去の例を鑑みても、いきなり重賞で好走しても不思議ではない。

 最後に注目したいのは、オープンや重賞レースで勝ち星があるものの、近走で目立った成績を挙げておらず、人気を落していたベテラン7歳馬だ。

 実はこのタイプの好走例も、過去に数多く見られる。2010年に10番人気で2着となったトウショウシロッコ、2011年に9番人気で2着に食い込んだサンライズベガ、2015年に6番人気で勝利したパッションダンスらがそうだ。