必ず荒れる新潟記念。過去の穴パターンに完全マッチする3頭を狙え (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO


新潟記念で重賞2連勝を狙うアールスター新潟記念で重賞2連勝を狙うアールスター 出走表を見渡すと、当てはまりそうな馬が1頭だけいた。アールスター(牡5歳)である。

 同馬は3勝クラスの身でありながら、前走で小倉記念(8月16日)に格上挑戦。そのため、10番人気という評価だったが、鮮やかなレースぶりを披露し、人気のオープン馬たちを打ち破る番狂わせを起こした。

 こうして、初の重賞制覇を決めたアールスターだが、格下の軽量ハンデによる恩恵もあったと見られ、その勝利はフロック視されている。結果、メンバーの質が上がる新潟記念でも上位人気は見込めない。

 しかしながら、過去の例からして、直前で重賞を勝った人気薄馬を軽視するのは禁物だ。アールスターの一発に期待したい。

 次にピックアップしたいのは、前走で条件クラスを勝ち上がったばかりで、なおかつデビュー前から評判の高かった良血馬である。というのも、そうした馬が過去に何度か、好配当を生み出しているからだ。

 その例となるのは、2014年に5番人気で2着となったクランモンタナと、2019年に6番人気で2着に入ったジナンボーである。

 ともに、前走で1600万下(現3勝クラス)を勝ち上がったばかり。その分、オープン入り初戦のここでは、伏兵の一角という存在ではあったが、いきなり勝ち負けを演じた。

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