新潟2歳Sは将来性より完成度を重視。
穴党記者が見抜いた3頭の穴馬

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 大野記者はもう1頭、気になる馬がいるという。すでにメンバー最多の3戦をこなしているファルヴォーレ(牡2歳)だ。

「馬体重が430kgを切る小柄な馬で、デビュー戦(6着。6月6日/阪神・芝1600m)、2戦目の未勝利戦(4着。6月27日/阪神・芝1400m)は、阪神のタフな馬場が合わなかった印象があります。

 現に、平坦コースの新潟で行なわれた前走の未勝利戦(7月26日/新潟・芝1400m)では、明らかに先行有利な展開のなか、鋭い決め手を繰り出して快勝しました。まだ非力な面がありますが、再び直線に坂のない新潟であれば、一発があっても不思議ではありません」

 夏競馬もはや、今週を含めて残り2週。いよいよ、注目レースが続く秋競馬へと突入していくことになる。準備すべきは、それに向けての資金作りだ。ここに挙げた3頭が、そのサポートをしてくれる可能性は大いにある。

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