2020.08.29

新潟2歳Sは将来性より完成度を重視。
穴党記者が見抜いた3頭の穴馬

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 そんな馬がなぜ人気にならないのか。デビュー勝ちを飾った前走の2歳新馬(6月28日/東京・芝1600m)が、各陣営が参考外にしたくなるほどの不良馬場で行なわれたからだ。その分、良馬場での競馬、さらには速い時計に対応できるかどうかが、不安視されている。

 だが、太田記者はそれらの点についても、何ら不安はないと言う。

「父がディープインパクト。良馬場なら、さらにいい走りができるのではないかと思っています。母パーフェクトトリビュートも、英国の重賞勝ち馬。血統背景は世界レベルですから、ここでも勝ち負け必至でしょう」

新潟2歳Sでの一発が期待されるブルーシンフォニー 一方、大野記者は、昨年ウーマンズハートでこのレースを制したゴドルフィン陣営が送り込む、ブルーシンフォニー(牡2歳)に注目する。

「デビュー戦となった前走の2歳新馬(6月21日/東京・芝1600m)の内容が、同馬の力を示すもの。スタートで後手を踏んだうえ、直線を向いてからも進路が開かずに前が壁になり、とても"リズムのいいレース"とは言えませんでした。それでいて、後続に1馬身4分の1をつける快勝。ゴール前の伸び脚には、まだ余力を感じさせるものがありました。

 加えて、2着に退けた評判馬のカランドゥーラがその後、格上挑戦したオープン特別のコスモス賞(札幌・芝1800m)で僅差の2着。ブルーシンフォニーのデビュー戦の結果については、なおさら評価すべきでしょう。重賞でも末脚の破壊力はヒケを取らないと思いますし、期待が膨らみます」