2020.08.22

札幌記念は夏に強い牝馬3頭が有力も、
展開向く伏兵の一発に注意せよ

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

 このラッキーライラックに続くのは、実績的にはノームコアということになりますが、今回は久々の中距離戦。結果を出すためには、その距離、その流れに対応できるかどうか、という点がポイントになります。古馬になってからはマイル路線を中心に走ってきましたし、今春はスプリント戦のGI高松宮記念(3月29日/中京・芝1200m)から始動しているので、なおさらです。

 3歳時にはGIII紫苑S(中山・芝2000m)を圧勝。クロノジェネシスの半姉ですから、血統的にも中距離が合わない、ということはないと思います。しかし、マイル以下の競馬に慣れている現状、折り合いや札幌の小回りへの対応がカギになるでしょうね。

 そうなると、注目されるのは鞍上を務める横山典弘騎手の手綱さばき。今年からコンビを組んで、直近の東京・芝マイルのGI2戦、GIヴィクトリアマイル(3着。5月17日)とGI安田記念(4着。6月7日)では、いい競馬を見せてきました。

 今回でコンビを組んで4戦目。もう手の内に入っているはずですから、横山典騎手がどのような作戦を思い描いて、それをどう実践するのか、レース前から楽しみです。

 他では、北海道シリーズで好成績を残しているポンテザール(牝5歳)が有力な1頭と言えます。ラッキーライラック、ノームコアと同様、5歳牝馬。「夏は牝馬」と言いますから、これら牝馬3頭が上位を独占しても不思議ではありません。

トーラスジェミニが札幌記念で波乱を起こすか!?トーラスジェミニが札幌記念で波乱を起こすか!?  さて、今回の「ヒモ穴馬」は、ここまでに名前を挙げてきた有力馬とは少しアプローチを変えて、展開面で恵まれそうな馬を取り上げたいと思います。木幡育也騎手とのコンビで、超人気薄で何度も好走しているトーラスジェミニ(牡4歳)です。今回、この馬の逃げには再び要注意でしょう。