関屋記念は例年と異なる様相。穴党記者は驚愕の穴馬4頭を推す (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

「追い込み脚質で、成績にはムラがありますが、ハマッた時には一発が見込める、妙味たっぷりなタイプです。前走の京王杯スプリングCでの惨敗は、スタートでトモをひねって出遅れた結果。参考外と見ていいでしょう。

 昨秋のオープン特別・キャピタルS(東京・芝1600m)では、不良馬場をものともせず、7番人気ながら決め手を発揮して完勝。2歳時の話とはいえ、新馬戦でも重馬場で、のちにGIオークスで2着となるチェッキーノを破っています。渋った馬場での適性は、間違いなく高いでしょう。

 今週末も、新潟は天気が崩れる予報が出ています。他の馬が馬場を気にするなか、大外から力強く追い込んでくる可能性は大いにあります」

 坂本記者はもう1頭、推奨馬を挙げる。

ミラアイトーン(牡6歳)です。こちらは、先行力が魅力。おそらく逃げると思われるトロワゼトワル(牝5歳)の番手で運べそうなのも、好材料です。

 近走は復調気配を見せており、前走のオープン特別・巴賞(7月5日/函館・芝1800m)でも、逃げ切ったトーラスジェミニこそ捕まえ切れませんでしたが、2着に踏ん張りました。洋芝で好走したように、力を要する馬場もこなせそうです。

 直線の長い新潟コースがカギになりますが、3走前のオープン特別・谷川岳S(5月9日/新潟・芝1600m)で3着と健闘。直線が平坦なコースにあって、馬場が渋って前が止まらず、追い込み勢が伸びない展開となれば、この馬の出番があってもおかしくないでしょう」

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