「大荒れ」続きのレパードS。穴党記者が本当は教えたくない穴馬4頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 木南記者はもう1頭、密かに期待している馬がいるという。前走で2勝クラスの日野特別(6月28日/東京・ダート1600m)で、1番人気に推されながら馬群に沈んだ(11着)ニュートンテソーロ(牡3歳)だ。

「ニュートンテソーロは今回、初めてブリンカーを着用します。その効果なのか、追い切りでは唸るような動きを見せていました。

 そして、その追い切りでは、戸崎圭太騎手が騎乗。レースでは、戸崎騎手が他の馬に乗るため、北村友一騎手が手綱を取るのですが、そんなところからも『巻き返したい!』という厩舎サイドの執念が感じられました」

 一方、中日スポーツの大野英樹記者は、前走のオープン特別や重賞で苦杯をなめてきた馬たちの逆襲に期待を寄せる。

「1頭は、メイショウダジン(牡3歳)です。デビュー2戦目の1勝クラス・ネモフィラ賞(1月19日/小倉・ダート1700m)では、大きく出遅れながらも僅差の3着。今回のレースでも上位人気になりそうな1着ミヤジコクオウ(牡3歳)と同じ上がりをマークして、出遅れさえなければ......という内容でした。

 その後、1勝クラスのくすのき賞(2月1日/小倉・ダート1700m)は実力どおりに快勝。そこから芝レースに矛先を変えても、GIII毎日杯(3月28日/阪神・芝1800m)で5着、GII京都新聞杯(5月9日/京都・芝2200m)で6着と、大きく崩れませんでした。

 ただ、追ってしぶとい末脚は、やはりダートでこそ。ダート戦に戻った前走の鳳雛Sでも、前有利の流れのなか、しぶとく4着まで差を詰めてきました。相手強化のここでも、息の長い末脚は十分に通用するはずです」

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