「大荒れ」続きのレパードS。穴党記者が本当は教えたくない穴馬4頭 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 それはそれとして、3歳ダートの頂上決戦でもある今年の地方交流GIジャパンダートダービー(7月8日/大井・ダート2000m)では、GIIIユニコーンS(6月21日/東京・ダート1600m)を圧勝したカフェファラオが7着と惨敗。代わって、オープン特別の鳳雛S(5月24日/京都・ダート1800m)で14着だったダノンファラオ、2着だったダイメイコリーダがワンツーを決めました。さらに、ユニコーンSで5着だったキタノオクトパスが3着入線を果たしました。

 こうした結果からして、今年の3歳ダート界は『(実力差がなく)競馬場が変われば、着順が変わる』と考えたほうがいいでしょう。レパードSでも、その辺りをどう読むかが、予想の肝となります」

レパードSでの大駆けが期待されるタイガーインディレパードSでの大駆けが期待されるタイガーインディ そこで、木南記者がまず注目するのは、距離延長が嫌われて、人気の盲点となっている3勝馬だ。

タイガーインディ(牡3歳)です。短距離ばかりを使われてきた馬ですが、先行力があって、いかにも新潟向き。これまで、距離延長組は苦戦傾向にあるレースですが、よくよく見てみると、そうした馬のサンプルが少なく、実は大した馬が出走していない、という実情がありました。となれば、そのデータをそこまで気にする必要はありません。

 また、同馬を管理するのは、GIジャパンカップダート(チャンピオンズカップの前身)を勝っているニホンピロアワーズなどを育て、ダート戦に強いイメージがある大橋勇樹厩舎。距離を克服する自信があるのでは? と期待しています」

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