エルムSはリピーター、オープン入り初戦馬、GI馬が穴馬券を後押し

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

◆鷲見玲奈インタビューカット集>>

 札幌開催もはや3週目。8月9日には、GIIIエルムS(札幌・ダート1700m)が行なわれる。

 例年、勢いのある上がり馬や名うての実力馬が集うものの、1番人気は2勝とやや苦戦傾向にある。代わって、5番人気以上の伏兵がしばしば馬券圏内(3着以内)に突っ込んできており、波乱含みのレースと言える。

 たとえば昨年は、2番人気のモズアトラクションが勝ったものの、2着に10番人気のハイランドピーク、3着に4番人気のサトノティターンが入って、3連単は14万3000円という高配当をつけた。

 そうした状況からして、今年も穴狙いに徹してみるのも悪くない。ということで、過去10年の結果を参考にして、今回のレースで激走しそうな穴馬を探し出してみたい。

 まず注目すべきは、"リピーター"である。エルムSでは人気、人気薄を問わず、好走歴のある馬が再び馬券圏内に絡む活躍を何度も見せているのだ。

 過去10年だけでも、オーロマイスター(2010年=4番人気2着、2011年=8番人気2着)をはじめ、エーシンモアオバー(2010年=1番人気3着、2011年=3番人気3着、2013年=5番人気2着、2015年=7番人気3着)、ローマンレジェンド(2012年=1番人気1着、2014年=3番人気1着)、クリノスターオー(2014年=5番人気2着、2016年=4番人気2着)、ドリームキラリ(2017年=8番人気3着、2018年=3番人気2着)、ハイランドピーク(2018年=2番人気1着、2019年=10番人気2着)と、多数いる。

 オーロマイスターやエーシンモアオバー、そしてハイランドピークなど、人気を落して好走するケースも頻繁に見られ、このパターンは決して無視できない。となれば、今回も過去に好走例があるリピーターを狙うべきだろう。

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