函館記念は高額配当が当たり前。意見割れた穴党記者が推す4頭の穴馬 (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 大西記者が推すもう1頭は、2歳時に重賞2勝を挙げているニシノデイジー(牡4歳)だ。

「前走のGII目黒記念(5月31日/東京・芝2500m)では、18着と大敗。ゲートが決まったことで、好位で運ぶ形になりましたが、それが裏目に出てしまった印象です。最後に、この馬らしい末脚が見られませんでした。

 そこから、今回はひと息入れて、立て直してきました。しっかりと調整を積んだことで、反撃態勢は整っていると思います。この馬の持ち味を知り尽くしている勝浦正樹騎手に手綱が戻るのも、心強い限り。ハンデも56kgなら、能力を発揮するうえで支障はないでしょう。

 2000mへの距離短縮もプラスに働きそうですし、道中でうまく脚をタメられる形になれば、最後は必ず差してくるはず。重賞2勝、GI3着の実績があり、底力はメンバー屈指。前走の大敗で人気を落すようなら、積極的に狙ってみたいです」

 今年も高配当必至のハンデ重賞。波乱の立役者となる馬が、ここに挙げた4頭の中にきっといる。

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