ラッキーライラックの弟グランメテオール。陣営はどう評価しているか (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 そんな姉と同様、GI戦線での活躍が期待されているグランメテオール。同馬について、管理するスタッフたちはどう評価しているのか。関西競馬専門紙のトラックマンが伝える。

「ラッキーライラックは520㎏前後の大型馬ですが、グランメテオールは『体のフォルムが小さめ』とスタッフ。ただ、『(馬体は)小さく見えるけど、中身が詰まっている』そうです。中身がしっかりしている分、見た目のイメージよりも体重はあるみたいですね。姉と比べるのは、『まだ早い』とのことですが、現状では『悪い部分はとくに見当たらない』という話です」

 ダイワメジャー産駒は、筋肉量が豊富で、身が詰まったタイプが多い。グランメテオールも、その特徴が色濃く出ているようだ。

 なお、調教での動きについて、厩舎スタッフは次のように語っているという。先述のトラックマンが続ける。

「現状では『まだ馬が幼い』というのが、本音のようです。それでも、これから速いタイムの調教を行なっていく過程で、『よくなっていきそうな雰囲気がある』とのこと。また、距離適性については、『マイルから2000m辺りまではこなしてほしい』とスタッフは語っていました」

 デビュー戦は、7月25日の2歳新馬(新潟・芝1600m)を予定。姉のラッキーライラックと同じ舞台となる。加えて、ラッキーライラックの主戦を長く務めていた石橋脩騎手が手綱を取るという。

 偉大なる姉と同じ舞台、同じ鞍上で初陣を迎えるグランメテオール。そんなことからも、同馬に対する陣営の期待がうかがえる。

 はたして、姉ラッキーライラックと同じく華々しい活躍ができるのか。まずはデビューでの走りに注目したい。

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