2020.06.26

横山ルリカの宝塚記念の本命は自分との縁だらけ。「運命感じました」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 右回りも成績(6戦5勝、2着1回)がいいですし、GⅡ金鯱賞(3月15日/中京・芝2000m)も強かったですね。そのレースから十分に間隔をとっていて、無観客での開催もこの馬にはいい要素だと思います。状態と、梅雨時の馬場がどうかな? というのはありますが、昨春のGⅠ皐月賞(中山・芝2000m)以来、GⅠは勝ってないですから、「そろそろ」というのもあるのではないでしょうか。

 個人的に一番楽しみにしているのは、グローリーヴェイズ(牡5歳)です!  私の愛称を馬名に入れていただいたサトノルーリーが繁殖牝馬となって過ごしていることが縁で、今年1月に、グローリーヴェイズの生産牧場である北海道のレイクヴィラファームへ撮影に行ってきました。

 その時、前身のメジロ牧場の記念館や「メジロ」の功労馬たちのお墓も見学させてもらいました。そこで、場長の岩崎義久さんにこんな話を聞きました。

 1970年秋の天皇賞馬メジロアサマは受胎率がとても低かったため、メジロ牧場のオーナーだった北野豊吉さんが当時所有していた繁殖牝馬に片っ端から種付けを試みたそうです。そして苦労の末、ようやく生まれたメジロティターンが天皇賞を勝ちました。さらに、ティターンの子であるメジロマックイーンも天皇賞を勝って、史上初の親子3代天皇賞制覇を成し遂げたのでした。

 メジロマックイーンが快挙を達成した91年は、私が生まれた年なんですよ! 運命というかなんというか、すごい縁を感じてしまいました。メジロの血が今でも受け継がれているという事実と、諦めずにその血をつなげていくホースマンの意地をものすごく感じさせる血脈に感動しました。