横山ルリカの宝塚記念の本命は自分との縁だらけ。「運命感じました」 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 2歳女王って、その後伸び悩みやすく、「早熟」と言われてしまいがちな印象があります。でも、ラッキーライラックの場合はそこから盛り返してきて、昨年のエリザベス女王杯では、それまで見せたことがなかった「イン突き」もできるようになって、展開や脚質の幅が広がったように思います。大阪杯で、牡馬の一線級を相手に勝ったというのも大きいですね。結果を見れば、とにかく「強かった」という印象に尽きるものでした。2着だったクロノジェネシス共々、牡馬相手でも負けていないということを証明しました。

 あと、ラッキーライラックは父オルフェーヴルも宝塚記念を勝っていますし、何よりその父ステイゴールドの血がこの舞台に強いというのも見逃せません。

 また、クロノジェネシスも、馬場が渋っても安心ですし、どういう展開でも堅実にいいパフォーマンスを見せられるのは強みだと思います。

 それから、サートゥルナーリア(牡4歳)にも注目します。

 これまでにいろんな外国人騎手が騎乗していますが、(クリストフ・)ルメールさんの時は全部勝っているんです(3戦3勝)! 難しい馬なのかな? という印象もあるのですが、ルメール騎手は癖をつかんでいるんでしょうね。

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