2020.06.26

宝塚記念で波乱の主役となれる候補の4頭。
力の要る馬場で台頭する!

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 また、吉田記者は、阪神・芝2200mのコース形態にも注目。それに対して、どういった馬が向いているのか、こんな見解を示す。

「GI大阪杯(阪神・芝2000m)と同様、宝塚記念も内回りを使用。速い脚よりは、機動力や自在性が大きなウェートを占める舞台と言えます。過去10年の勝ち馬を見てもわかるとおり、阪神と中山で好成績を残している馬が優位。しぶとさや粘っこさなどが不可欠でしょうね。あと、暑さもきつくなり、体調のよさもチェックしておきたいポイントとなります」

宝塚記念での巻き返しが期待されるブラストワンピース宝塚記念での巻き返しが期待されるブラストワンピース  そして吉田記者は、中山巧者を穴馬候補の一番手に挙げた。

ブラストワンピース(牡5歳)です。これまでの戦績が13戦7勝、着外6回と、伸るか反るかのイメージが強いのですが、とにかく、速い上がりを求められる流れや舞台設定では動き切れないことが多く、狙える"ゾーン"を絞りやすいタイプです。今回が、その時だと踏んでいます。

 掻き込みが効いたパワフルなフットワークや、ハービンジャー産駒という血統面からも、力の要る舞台は得意と言えます。

 大型馬特有の頭の高い走法でトモ腰がパンとしていないことが、スタートで優位に立てない要因のひとつ。その点を考慮すれば、ポジショニングでやや劣勢になっている2000m戦から、2200m戦になるのもいいこと。昨年6着、今年7着と、大阪杯では2回とも自分の力を出し切れていませんが、1ハロン距離が延びることで、競馬もしやすくなるでしょうし、本来の力を発揮できるはずです。