宝塚記念はズバリ「元3冠候補」が本命。強調材料が3つも揃っている (3ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 一方、穴で面白いのはダンビュライト(セン6歳/栗東・音無秀孝厩舎)だろう。宝塚記念と同じ2200mでは、2018年アメリカJCC(中山)、2019年の京都記念(京都)と重賞2勝を挙げている。

 血統的には、前述のいとこマリアライトが2016年の宝塚記念で勝利。同じくいとこのクリソベリルは、ダート界のトップホースとして活躍中と活気ある牝系で、父ルーラーシップは2012年のこのレースでオルフェーヴルに次ぐ2着だった。ダンビュライトは2年前のこのレースで5着に敗れているが、レース経験を重ね、去勢後2戦目ということもあるため変わり身に期待したい。

 以上、今年の宝塚記念はラッキーライラック、ダンビュライトの2頭を狙ってみたい。

■平出貴昭 著
『覚えておきたい世界の牝系100』(主婦の友社)
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