エプソムC、穴党記者が推す「東京巧者」4頭で日頃のうっ憤を晴らせ (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 昨秋も、GIII新潟記念(新潟・芝2000m)で16着に終わったあと、オープン特別のオクトーバーS(東京・芝2000m)を制しました。今回もその時と同じく、前走の大敗を度外視しての、V字回復を期待していいはず。中間も、少しずつ動きに力強さが戻ってきましたし、逆襲の準備は整いつつあります」

 一方、デイリースポーツの大西修平記者は、別の東京巧者に目を向ける。

インビジブルレイズ(牡6歳)です。重賞初挑戦となった前走の新潟大賞典は5着に敗れましたが、上位4頭はすべて、自身よりも軽いハンデの馬でしたし、前が残る流れのなかで、しっかりと掲示板を確保したのは、地力強化の証明でしょう。

 今回は、2戦2勝と相性抜群の東京が舞台。前走よりも、さらに高いパフォーマンスが期待できます。

 同馬を管理する吉村圭司調教師も、『大事に使ってきたし、ハーツクライ産駒らしい成長を見せてくれている』と、6歳を迎えた今が、まさに充実期と言っていいと思います。

 3勝クラスのレースながら、3走前にはやや重で行なわれたレースを快勝。多少の馬場渋化にも、十分に対応可能です。『1800mも問題ない』と吉村調教師。別定戦に戻ることは、大いにチャンスがあると思います」

 大西記者ももう1頭、推奨馬を上げる。

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