アーモンドアイは絶対か。波乱続きの安田記念は激走候補4頭で大勝負 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO


安田記念での一発が期待されるペルシアンナイト安田記念での一発が期待されるペルシアンナイト そこで、木南記者が推奨するのは、3歳時にGIマイルCS(京都・芝1600m)を勝っているペルシアンナイト(牡6歳)だ。

「安田記念では一昨年(6着)、昨年(10着)とも結果は出ていませんが、一昨年は直線で詰まりまくり。昨年は最後方から脚を使っていて、決してノーチャンスの馬とは思えません。

 前走のGII中山記念(3月1日/中山・芝1800m)では、今回上位人気が予想される1着ダノンキングリー(牡4歳)、4着インディチャンプ(牡5歳)を相手に、まずまずの内容で5着と善戦しました。ドバイ帰りなので、状態をしっかり確認する必要がありますが、気になる1頭です。

 そして、今回の鞍上は田辺裕信騎手。田辺騎手はロゴタイプとコンビを組んで安田記念(2016年)を勝っていますが、その時は各馬がちょっと荒れた内を避けたところ、迷いなくラチ沿いを選択し、巧みに逃げて粘り込みました。

 この勝負勘、馬をうまく導ける腕が、田辺騎手の魅力です。馬にも、騎手にも、一発気配を感じます」

 木南記者はもう1頭、推奨馬を挙げる。

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