桜花賞前とはガラッと一変。
オークスを読み解く「3歳牝馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

市丸氏
「GIIIクイーンC(2月15日/東京・芝1600m)の快勝を見ても、明らかに府中はいいタイプ。兄に、菊花賞3着のポポカテペトルや、芝2400m以上の条件戦で3連勝を飾ったボスジラがいて、距離延長も望むところ。オークスでは、かなり有望だと思います」

 5位は、フローラSを勝ったウインマリリン。2位のデゼル同様、トライアル戦を制して、初のランクインを果たした。

土屋氏
「時計が速い開催1週目だったとはいえ、フローラSでマークした1分58秒7という勝ち時計は立派。そもそも時計勝負には不安があって、馬力タイプと見られていただけに、同馬の総合力の高さをあらためて認識させられた感があります。

 そして侮れないのは、父スクリーンヒーロー譲りの成長力。オークスでは、一気に戴冠まで期待できると思っています。不安があるとすれば、10㎏減で快走した前走の反動。しかし、この中間で(調教を)手控えている様子はなく、それで体をしっかりと増やしてくれば、期待はさらに膨らみます」

 いよいよ間近に迫ってきたオークス。勝つのは、実績ある桜花賞組か、それとも勢いある新興勢力か。白熱の戦いから目が離せない。

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