桜花賞前とはガラッと一変。
オークスを読み解く「3歳牝馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 3位は、クラヴァシュドール(牝3歳/父ハーツクライ)。前回、一度はランク外に落ちるも、桜花賞で4着に食い込んで再浮上を果たした。

木南氏
「桜花賞では不利があって、そこから立て直しを図って、内に進路を選んでの4着。底力は見せることができたと思います。

 昨秋のGIIIサウジアラビアロイヤルC(2着。10月5日/東京・芝1600m)で、東京競馬場を経験しているのは大きいですし、そこで敗れた相手がGI朝日杯フューチュリティSの勝ち馬で、GI皐月賞2着のサリオスというのは、誇れるポイント。ハーツクライ産駒で、距離延長も苦にしません」

本誌競馬班
「桜花賞では、デアリングタクトに次ぐ追い上げを見せました。ハーツクライ産駒ゆえ、そもそもオークス向き、という印象があります」

 4位は、前回5位のミヤマザクラ(牝3歳/父ディープインパクト)。同馬も、桜花賞で5着と善戦したことが評価されたようだ。

吉田氏
「母系の血から、桜花賞での渋化馬場は合うと思っていましたが、レース後の鞍上・福永祐一騎手のコメントでは『ノメった』とのこと。それでも、直線はジリジリと盛り返して、5着入線を果たしたことは評価していいでしょう。

 早くから『オークス向き』と言われていた逸材。ゆったりとしたローテーションには好感が持て、桜花賞組の中では余力があるほうだと思います」

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