2020.05.07

NHKマイルCはわかりやすい
血統の傾向から3頭をピックアップ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Ito Yasuo/AFLO

 母の父スペシャルウィークは、2015年のNHKマイルC勝ち馬クラリティスカイ(父クロフネ)、2014年2着のタガノブルグ(父ヨハネスブルグ)の母の父で、祖母の父エルコンドルパサーは1998年の勝ち馬。同牝系には2003年4着のユートピア、2015年3着のミュゼスルタンがおり、このレースに縁がある血が揃っている。

 タイセイビジョンは、ここまで5戦して3勝2着2回と崩れなく走っている。前走の、今年の初戦になったGⅢアーリントンC(阪神/芝1600m)も、1番人気に応えて快勝したことで勢いも十分。今回も上位争いをする可能性が高いだろう。

 もう1頭、除外の可能性もあるが、ボンオムトゥック(牝3歳/栗東・高橋亮厩舎)も挙げておきたい。

 父クロフネは、2015年のクラリティスカイ、2017年のアエロリットと2頭のNHKマイルC勝ち馬を出しており、母の父は前述したように3頭の勝ち馬を出しているダイワメジャーという配合だ。いとこに阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬のローブティサージュがいるなど、牝系も優秀。前走のアーリントンCは出遅れて流れに乗れず0秒4差の4着に敗れたが、スムーズな競馬ができれば大駆けも可能だろう。

 以上、今年のNHKマイルCは、レシステンシア、タイセイビジョン、ボンオムトゥックに期待する。

■平出貴昭 著
『覚えておきたい世界の牝系100』(主婦の友社)
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