狙うは100万馬券。フローラSは穴党記者厳選の4頭でGI軍資金奪取へ (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 翻(ひるがえ)って、デイリースポーツの大西修平記者は、休み明けとなる2頭の1勝馬に注目している。

「1頭目は、エレヴァテッツァ(牝3歳)です。牡馬相手に紅一点で挑んだ前走の未勝利戦(12月7日/阪神・芝1800m)の勝ちっぷりが鮮やかでした。スローペースでしたが、好位でリズムよく運んで、うまく脚をタメて、直線では手応えどおりに力強く伸びて完勝しました。

 しかも、そのレースで負けた3頭が、その後に勝ち上がっています。なかでも、4着だったフライライクバードは未勝利、1勝クラスの特別戦と連勝しており、決して楽な相手ではなかっただけに、価値ある勝利でした。その前走の内容からして、折り合い面にも不安はなく、1ハロン(200m)の距離延長も十分に対応できるでしょう」

 今回、その未勝利戦から約4カ月半ぶりの出走となるが、その点においての不安はないのだろうか。大西記者が続ける。

「一度は、セントポーリア賞を目標に調整していましたが、中間に筋肉痛を発症して自重。そこで無理することなく、滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧に出して、治療に専念しました。その際、しっかりとケアしたことで、すぐに回復。その後の調整にも不安はありません。

 初の左回りも、半兄フラガラッハが中京競馬場で行なわれるGIII中京記念で連覇を遂げているように、血統的には問題ないでしょう。馬体にも幅が出てきて、さらなる成長が感じられる今なら、重賞でも好勝負を演じてもいいはずです」

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