2020.04.17

皐月賞は過小評価の実力馬4頭に注目。
馬場次第でオイシすぎる結末も

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

「GI馬2頭と同じく、レクセランスも無傷の3勝馬。にもかかわらず、思ったよりも下馬評が低いな、と感じています。3戦とも、2着との着差がアタマ、クビ、クビと僅差で、派手な勝ち方をしていないからだと思いますが、裏を返せば、それだけ勝負根性に優れている、ということ。デビュー戦ではやや重の馬場で勝っていますし、馬場が多少悪化しても問題ないでしょう。

 今回は、乗り替わりで北村友一騎手が騎乗。追い切りにもまたがって、『思ったより器用な感じ』と好感触を得ていました。コース適性においても、阪神と京都の内回りのレースで勝っていますから、中山コースも克服できると思います」

 一方、坂本記者は、道悪の皐月賞で戴冠を遂げたゴールドシップの産駒を推す。

ブラックホール(牡3歳)です。やや重の洋芝が舞台となったGIII札幌2歳S(8月31日/札幌・芝1800m)で重賞制覇。前走のGII弥生賞(3月8日/中山・芝2000m)でも重馬場をこなして、後方から4着まで追い上げました。いずれにせよ、力を要する馬場は向くと思うので、道悪を利することができると見込んでいます。

 同馬を管理する相沢郁調教師も、『前走は、勝った馬は強かったけど、2、3着とは差がない』と収穫ありの様子で、皐月賞に向けて手応えを感じていました。この中間は、坂路2本追いと中身の濃い調教を消化。1週前には、坂路で50秒5の自己ベストをマークし、目イチの仕上げで一発ムードが漂います」