2020.04.16

皐月賞は「3強」とは限らない。
レースに縁がある1頭に激走の予感

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Ito Yasuo/AFLO

 筆者がこの中で筆頭に挙げるのはコントレイルだ。東京スポーツ杯2歳Sで見せたパフォーマンスは超一流馬のそれで、"ディープインパクト産駒の最高傑作"になるポテンシャルを秘めている。ホープフルSで中山2000mを走り、結果を残しているのも強みだ。今回は約4カ月ぶりの出走となるが、これは当初の予定どおり。昨年の勝ち馬サートゥルナーリアも、ホープフルSからの出走で勝利している。

 コントレイルの父ディープインパクト産駒は、2016年ディーマジェスティ、2017年アルアインと、皐月賞を2勝。さらに2着3回、3着4回と多くの好走馬が出ている。祖母フォルクローレは、米GⅠBCジュヴェナイルフィリーズなどGⅠを2勝した「米2歳牝馬チャンピオン」という良血で、母系が米国の活躍馬という意味では、母が米牝馬チャンピオンスプリンターのドバイマジェスティであるアルアインと共通する。皐月賞向きの血統と言えるだろう。

 3強の中で2番手に挙げるのはサトノフラッグ。直近2戦を中山芝2000mで連勝しており、前走の弥生賞ディープインパクト記念では重馬場を苦にせず、2着馬に1馬身3/4馬身差をつけて快勝した。2着はホープフルS3着のワーケアで、メンバーもまずまず揃っていただけに価値がある勝利だった。皐月賞でも上位争いに加わる可能性は高い。