アンカツが確信。皐月賞、ダービーの結末を示唆する「3歳牡馬番付」 (5ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

前頭筆頭:マイラプソディ(牡3歳)
(父ハーツクライ/戦績:4戦3勝、着外1回)

 前走のGIII共同通信杯(4着。2月16日/東京・芝1800m)は、ちょっとだらしない感じの惨敗で、評価が落ちてしまったけど、個人的にはまだ見限れないと思っている。

 共同通信杯の時は、馬体が仕上がっていなくて、緩かった。それで、思ったよりも動けなかったんだと思う。

 このレースを除けば、それ以前に勝ったレースはすべて強かった。末脚のいい馬で、いつも「えっ? そんなところから追い出して間に合うの?」という位置からスッ飛んできて、あっさりと勝ってきた。並の馬にはできない芸当だ。

 それに鞍上の武豊騎手が、早い段階から「今年はこの馬でいく」と決めて、その素質を買っていた馬。無視することはできない。あと、この馬もまた、現状では仕上がり途上ゆえ、よくなるのはダービーの頃かな、と思う。

        ◆        ◆        ◆

 今年の牡馬クラシックは、番付上位の「3強」が中心。それに、アドマイヤビルゴがどこまで迫れるか、というのが、基本的な勢力図だろうね。

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