2020.04.15

アンカツが確信。皐月賞、ダービーの
結末を示唆する「3歳牡馬番付」

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Yasuo Ito/AFLO


横綱:サリオス(牡3歳)
(父ハーツクライ/戦績:3戦3勝)

 大型馬で、スタートはあまり速くない。ゆえに、追っつけ気味に出していくし、追い出してからも、最初はモタモタしている。こうなると、普通は負けパターンの競馬となる。でも、この馬の場合、そこからエンジンがかかると、ググググ~ンっといった感じで伸びていく。あの、伸び出してからの迫力は半端じゃない。

 それでいて、今はまだ完成途上。この先、もっとよくなれば、もうワンランク上のギアが入りそうな気がする。そういう奥深さを、この馬からは感じられる。

 そうした将来性込みで、この馬が横綱。

 ただ、大きな馬で、シブいところがあるから、現段階では「あれ?」という負け方をすることがあるかもしれない。そういう意味では、本当によくなるのは、ダービーの頃だと思う。

 ハーツクライの子で距離が持つのに、あえてマイル(1600m)戦の朝日杯FSを使ったのは、おそらくダービーを意識してのことではないか。マイルをこなすと、馬が機敏になってくることがあって、この馬がダービーを勝つには、その機敏さが必要だと陣営が判断したからだと思う。

 ダービーが本当に楽しみな存在だ。