2020.04.14

皐月賞を占う「3歳牡馬ランキング」。
2強の牙城を崩す馬は?

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 弥生賞は重馬場だったため、タイム自体は平凡でした。しかし、他のレースとの馬場差を考えれば、指数でトップになるのも頷けます。

 未勝利戦(11月16日/東京・芝2000m)で2歳レコードをマークしているように、本来は良馬場でこその馬。しかも、前にも行けて、後ろからでも大丈夫。ウイークポイントが見つかりません。中山コースも2戦2勝と得意としており、4連勝で皐月賞制覇を遂げても、まったく驚きませんし、それだけのことをやってのけられる器だと思っています」

木南氏
「弥生賞では荒れた馬場で快勝。オイシン・マーフィー騎手が大絶賛していた能力は、本物でした。陣営が『気持ちが入っていなかっただけ』と言う新馬戦の敗因も、きっちり証明しましたね。

 皐月賞だけでなく、未勝利戦の勝ちっぷり、さらにはそのフットワークから、広い東京の芝2400m戦でどんな走りを見せるのか、とても楽しみになりました」

 3位は、前回2位のサリオス。新興勢力の台頭によって、ランキングを下げた格好だ。

市丸氏
「朝日杯FSでは、先行策を取った馬がことごとく馬群に沈んでいくなか、唯一突き抜けて圧勝。2~6着馬が皆、差し・追込み馬だったことを考えれば、かなり評価できます。

 ただし、その朝日杯FS組がその後不振なのは、気にかかる材料です。マイル(1600m)戦や短距離戦で好走している馬はいますが、中距離戦ではさっぱり。

 となると、朝日杯FSからの直行で、中山・芝2000mで勝ち負けを演じることになれば、"怪物"級の評価をしなければいけないでしょう。そこまではどうか......という印象ではありますが、前有利の馬場状態になれば、押さえ以上の評価が必要だと思います」