桜花賞、オークスで勝つ馬がわかる。
安藤勝己選定の「3歳牝馬番付」

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 牝馬クラシック第1弾となるGI桜花賞(阪神・芝1600m)が4月12日に行なわれる。

 近年は、牝馬のレベルが高くなり、毎年のように"大物"が登場しているが、今年も将来の名牝候補がズラリ。桜花賞、オークスともに、激戦が予想されている。

 そんななか、中心視されているのは、2歳女王決定戦となるGI阪神ジュベナイルフィリーズ(12月8日/阪神・芝1600m)、桜花賞の前哨戦となるGIIチューリップ賞(3月7日/阪神・芝1600m)で上位を争った3頭。レシステンシア(阪神JF=1着、チューリップ賞3着)、マルターズディオサ(阪神JF=2着、チューリップ賞=1着)、クラヴァシュドール(阪神JF=3着、チューリップ賞=2着)だ。

阪神JFの上位3頭が前哨戦のチューリップ賞でも上位を占めた阪神JFの上位3頭が前哨戦のチューリップ賞でも上位を占めた だが、この3頭に限らず、実力を秘めた素質馬はほかにもたくさんいる。いずれも、前述の「3強」との対戦はなく、その優劣はまったく読めない。

 要するに、今年の牝馬クラシックはまさしく混戦。ハイレベルかつ熾烈な争いになることは必至である。そうなると、さすがに素人目には実力差を判断することはできない。

 そこで今年も、競走馬の分析に長(た)けた元ジョッキーの安藤勝己氏を直撃。牝馬クラシックに挑む面々の実力について診断・分析をしてもらい、独自の視点による「3歳牝馬番付」を選定してもらった――。

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