桜花賞の行方を5人が占う。激変&激アツの最新「3歳牝馬ランキング」 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 3位も、圏外からランクインしたデアリングタクト(牝3歳/父エピファネイア)。リステッド競走のオープン特別・エルフィンS(2月8日/京都・芝1600m)を圧勝し、2戦2勝で本番へ向かう。

木南友輔氏(日刊スポーツ記者)
「エルフィンSの勝ち時計は1分33秒6。同日の古馬1勝クラスの同条件よりも速いタイムでした。しかも、荒れた馬場で4馬身差の圧勝。加えて、破った相手がのちにチューリップ賞で5着に善戦したスマートリアン(牝3歳/父キズナ)や、フィリーズレビューを快勝するエーポスというのが、高評価に値します。

 父方の祖母がシーザリオ、母方の祖母がデアリングハートという血統もいいですし、本番の桜花賞がハイペースで、差し馬有利な流れになりそうなのも、同馬に好影響をもたらすのではないでしょうか」

市丸氏
「エルフィンSの内容が抜群。前半、まずまず流れたことで、差し馬に向く競馬になったことは事実ですが、それにしても、直線で見せた最後の脚は凄まじかったです。他の馬が止まって見えましたからね。あのメンバー相手では、モノが違いました。

 血統的には、母方の祖母が牝馬重賞3勝のデアリングハート。レベルが高い世代で、桜花賞ではラインクラフト、シーザリオに続く3着でした。これに、キングカメハメハ、エピファネイアとつけられて、勝負強さとスタミナが補強されています。クラシックでも楽しみな存在です」

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