2020.04.08

桜花賞の行方を5人が占う。
激変&激アツの最新「3歳牝馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 ならば、桜花賞ではどういうレースをすればいいのか。良馬場であれば、前半3Fを33秒後半~34秒前半で飛ばす。これだけでいいのです。逃げにこだわる必要もないので、番手はどこでもOK。とにかく、4角で先頭に立って、直線入口である程度、後続を突き放すこと。そこに集中して乗れば、結果はついてきます。

 チューリップ賞の3着には、本当に意味がありました。あれが本番でなくて、つくづくよかったなと思います」



 2位は、ランク外から一気に浮上したマルターズディオサ。阪神JF2着はフロック視されていたものの、チューリップ賞の勝利で盤石の評価を得ることになった。

吉田氏
「阪神JFでは、好位でうまく立ち回って、最後までしぶとく脚を使って2着。通ったコース取りの差で、僅差で3着のクラヴァシュドールよりも評価を下げてしまいました。しかし、チューリップ賞で圧巻のレースぶり。評価を改めました。

 外枠発走ながら、スタート後に外目を無理なく上がっていって、3コーナーでは好位の2~3番手にピタリ。4コーナーでは、しっかりと前にプレッシャーをかけにいきました。そして直線では、前半楽をしていたレシステンシアとクラヴァシュドールをねじ伏せてしまうのですから、恐れ入りました。

 マルターズディオサに向く流れではありませんでしたが、鞍上の田辺裕信騎手が早めに動かして、枠の不利をカバーしたのも立派。スローを嫌うレシステンシアが作る流れも、本質的には向いており、桜花賞はもちろんのこと、その先のGIオークス(5月24日/東京・芝2400m)でも楽しみです。

 前走でも馬体重は444kgでしたが、トモの丸みがあって、体重以上に馬体を大きく見せます。チューリップ賞後、そのまま栗東トレセンに滞在して調整しているのも、プラスに働くでしょう。前走の状態をキープできれば、春のクラシックは大いに楽しめそうです」

本誌競馬班
「粒ぞろいのメンバーがそろっていたサフラン賞(9月29日/中山・芝1600m)を勝って、ハイレベルな阪神JFで2着。さらに、最も重要視すべき前哨戦のチューリップ賞を勝ったとなれば、その実力を評価せざるを得ないでしょう」