桜花賞のダークホース。デアリングタクトはウオッカ以来の「大物」か (4ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 迎える桜花賞(4月12日)。初の阪神コース、初の多頭数、加えてGIとなって相手は一気に強化される。デアリングタクトにとって、克服すべき課題は多い。

 だが、エルフィンSで"ウオッカ以来"を実現した馬である。そうした課題を問題にしないほどの"器"であっても不思議ではない。

 桜が舞う仁川の直線――大外から凄まじい脚を繰り出して、強豪各馬を並ぶ間もなくかわしていく、デアリングタクトの姿が目に浮かぶ。

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