桜花賞の最有力候補。マルターズディオサは
万全の態勢で決戦に挑む

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 ここ2戦はスタートも上達。課題をしっかり克服して、大一番となる桜花賞に臨む。先述のトラックマンが、厩舎スタッフの意気込みを伝える。

「ゲートについては、『もう心配ない』とスタッフ。今や『精神的にも落ち着いていて、非常に頼もしい』と話しています。

 チューリップ賞のあとは、そのまま栗東に滞在。長距離輸送の負担なく、桜花賞に向かいます。その過程は、かつて同厩舎に所属して、桜花賞を制したアユサンと同じ。そういう意味では、万全の態勢と言えるでしょう」

 桜花賞では、阪神JF、チューリップ賞で勝ち負けを争ったレシステンシア、クラヴァシュドールと「3強」を形成するマルターズディオサ。強豪ライバルとの争いを制して、戴冠を果たすことができるのか、必見である。

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