GI昇格後は好配当が続く大阪杯。狙える穴馬のパターンは2つある (2ページ目)
今回のメンバーを見渡してみると、このパターンにピッタリ合致する馬は見当たらない。ただ、それに近い存在はいる。
ラッキーライラック(牝5歳)である。
大阪杯での一発が期待されるラッキーライラック 2歳時にGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)を勝って、昨秋にはGIエリザベス女王杯(11月10日/京都・芝2200m)を制覇。2つ目のタイトルを手にした。
そして、続く海外GIの香港ヴァーズ(12月8日/香港・芝2400m)でも2着と好走し、年明け初戦となる前走の中山記念(3月1日)でも2着と奮闘している。
ただ、今回はGII戦よりも、メンバーレベルが格段に上がるGI戦。その分、前走の2着という結果を受けて、いくらか人気が落ちそうな気配にある。
昨秋の戦績を考えれば、ここでも主役を張れる存在ゆえ、少しでも評価を落とせば、オイシイ"穴馬"となる。過去の例を踏まえても、一発を期待したい1頭だ。
さて、ここからはGI昇格前も含めた過去10年の結果を参考にして、他の穴馬候補をあぶり出してみたい。
過去10年の勝ち馬を見ると、番狂わせを起こした馬が何頭かいる。その中で目につくのは、直近の重賞やオープン戦で善戦しながら、人気の上がらなかったタイプだ。
いい例となるのは、2010年に6番人気で勝ったテイエムアンコールと、2012年に同じく6番人気で勝利したショウナンマイティである。
2 / 3