2020.02.21

フェブラリーSは人気馬2頭に不安。
穴党記者が見込んだ4頭の出番だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

「初ダートの根岸Sで、強烈なインパクトを残したのは、確かです。ただ、出遅れて外を回り、勝負どころから進出して最後まで押し切った、そのレース内容については、距離1400mだから可能だったとも考えられます。もともと戦績的にムラがあるタイプだけに、こちらも絶対視はできませんね」

 モズアスコットについては、日刊スポーツの木南友輔記者も不安視する。

「根岸Sでは本命を打って、モズアスコットにはお世話になりました(笑)。斤量58㎏を背負っていたことを考えても、強い競馬だったことは間違いありません。しかし、今回はマイル戦。距離延長で、スタミナを要求される展開になって、どうなのかな? とは思います」

 そして木南記者は、これら有力どころに代わって「距離短縮組が狙い目」だと言う。

「根岸S組同士の決着という年もありましたが、基本的にフェブラリーSでは距離短縮組を狙うのがセオリー。冬場は、力のいる砂だったり、風が強かったりすることもあって、スタミナを擁する馬場、展開になりやすいからです」

 現に、過去10年で馬券圏内(3着以内)に入った延べ30頭の前走を見ると、実に23頭が1800m以上のレースだった。木南記者が続ける。

「そこで注目したいのが、地方交流重賞のGI東京大賞典(12月29日/大井・ダート2000m)組です。レースの格からしても、最も信頼できるのではないでしょうか。なかでも、2着ノンコノユメ、3着モジアナフレイバー(牡5歳)と、2頭の地方馬に魅力を感じます。

 ノンコノユメは、小林分場(※大井競馬のトレーニングセンター)での追い切りを取材しましたが、中央在籍時と遜色ない動きを見せ、とても具合がよさそうです。地方では可能な、ゲート内での尾上げ(※ゲート内で尻尾を持つこと)が中央ではできないため、スタートでの不安は残しますが、2年ぶりの勝利を期待してもいい状態にあります。

 モジアナフレイバーは、兄弟が中央で勝っている血統。芝からのスタートさえこなせば、チャンスがありそうです」