2020.02.15

共同通信杯は、強烈な末脚を秘める
「いぶし銀」2頭がアッと言わす

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 デビュー当初は、気性的な難しさもあって、力を出し切れていない印象もありましたが、一戦ごとに成長。折り合って運べれば、1ハロンの距離延長もまったく問題ないでしょう。

 勝ち上がったのは中山ですが、いい脚を長く使えるだけに、東京コースでも2戦2着1回、3着1回と悪くありません。

 手が合うベテランの柴田善臣騎手が、この中間の追い切りでも3週連続で騎乗。美浦のウッドチップで熱心な調整を繰り返していて、仕上がりは前走以上です。

 形のうえでは格上挑戦となりますが、自ら早めに動いていって、直線の脚比べの形に持ち込めば、十分にチャンスはあると見ています」

 シングンバズーカについては、松田記者も「気になる」という。

「これまでの5戦はすべてマイル戦で、走破時計は1分35秒台にとどまっていますが、そのうち4戦で、メンバー最速の上がりを駆使して追い込んできました。父の父オペラハウスの血筋から、多少馬場が渋ったところで、その抜群に切れる末脚が鈍ることはないでしょう。

 父シングンオペラは、地方所属ながら積極的に中央のレースに参戦。2001年の共同通信杯では、最速上がりを披露して、勝ったジャングルポケットの4着と健闘しました。

 JRA騎手現役最年長の柴田騎手も好感触で、展開次第では父以上の結果を残しても不思議ではありません」

 派手な結果を残してきた人気馬に対して、ここに挙げた”いぶし銀”の2頭がどう対抗するのか。必見である。