2020.02.13

3歳牝馬ランキングが大きく変化。
クラシックで勝利するのはどの馬だ

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO


 昨年末の番付からほぼ変動がなかった牡馬とは異なり、牝馬の評価はガラッと一変。前回の番付から、各馬の順位は大きく入れ替わった。

 1位となったのは、阪神JFを制して2歳女王に輝いたレシステンシア。前回5位(5ポイント)から、一気にランクアップした。

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「TF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)がトップで、(個人としては)前回も1位に評価したレシステンシアが、阪神JFを圧勝。2着に5馬身差をつけるレコード勝ちとは驚きましたが、GIIIファンタジーS(1着。11月2日/京都・芝1400m)のパフォーマンスからいって、そのくらいのことは成し遂げてもおかしくないと思っていたので、胸のすく快走でした。

 それよりもびっくりしたのは、この馬が4番人気で、単勝が1120円もついたこと。1600m戦の経験がなく、前走が1400m戦だった馬の成績が芳しくないといったデータ面などから、嫌われてしまったのでしょう。

 また、(大舞台に強いということで)ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒に、人気が偏った面もあるかもしれませんね。タイム的な要素が人気に結びつかないことは、筆者的にはいい傾向ですが。

 今回も当然、レシステンシアが指数1位。GI桜花賞(4月12日/阪神・芝1600m)までは、スピードで押し切ってくれると信じています。一抹の不安があるとすれば、今後、桜花賞戦線に強力な先行タイプが現れること。トライアルを注意深く見守りたいです」

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「ダイワメジャー産駒ですが、胴長+脚長のスラッとしたシルエット。また、つなぎも長く、適度なクッションがあり、同産駒としては異質のタイプと言っていいでしょう。

 総じて、走ることには前向きながら、気負いが目立つイメージが強いのも、同産駒の特徴。しかしレシステンシアは、気持ちは強いが、素直さがある。その点は、大きな強みとなります。

 とにかく、父同様に前々で主導権を奪い、スピード+持続力を生かした体力勝負が得意なタイプ。ファンタジーSと阪神JFの走破時計やラップの推移を踏まえれば、父の代表産駒と言えるメジャーエンブレムより上、と判断してもいいくらい。高速馬場で施行される設定であれば、この馬のスピードについていける馬は見当たりません。

 ただ、スタート後は少し力むところがあり、そこで他馬に絡まれるようなことがあると、安泰とはいかなくなる可能性もあります。それでも、マイルまでなら、舞台を問わずに走れる点は魅力。桜花賞に関しては、最有力候補と言っていいでしょう」