2020.02.01

根岸Sを穴党記者が吟味。
実力馬4頭が人気の盲点、美味な馬券となる

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 昨年の3歳春には、GIIニュージーランドトロフィー(4月6日/中山・芝1600m)、GIIIユニコーンS(6月16日/東京・ダート1600m)と、芝、ダートの重賞を制した異色のキャリアを持つワイドファラオ。吉田記者が同馬の巻き返しを期待するのは、こんな理由がある。

「ニュージーランドTは、ハイラップを刻んで押し切り、ユニコーンSでも初ダートながら、最初からビュンビュン飛ばして勝利を飾りました。スタートセンスとスピード持続力を生かしてレースを組み立て、後続に脚を使わせて体力勝負に持ち込むのが、この馬の理想形です。

 そういう意味では、緩急が多少必要になってくる1800m戦は、血統的にも、同馬の集中力的にも、少し長かった、ということでしょう。昨秋の、地方交流重賞のオーバルスプリント(9月12日/浦和・ダート1400m)では、前半から飛ばさなかったことが影響してか、2着に屈しましたが、今回はこの先も見据えて、この馬の得意戦法で挑むはず。スタートのうまい福永祐一騎手に手綱が戻ることも、プラスに働くことでしょう。

 また、基本的に今回は、差し・追い込み勢が多く、同型らしき存在はドリームキラリ(牡8歳)くらい。同馬を抑え込んで(ハナに)行ければ理想ですが、2番手でも外からのプレッシャーは少なく、速いラップを刻んで2頭で叩き合う形なら、容易に止まらない算段がつき、強力な差し勢の末脚も封じ込めると見ています。

 先週の調教ではCWで、福永騎手を背にして鋭い伸び脚を披露し、今週は坂路で、余力十分に切れのある走りを見せて、万全の態勢にあります。年明け初戦、鮮やかな復活劇を飾ってくれるのではないでしょうか」

 同様のタイプとして、2005年のレースで圧勝したメイショウボーラーを思い出す。同馬は続くフェブラリーSも見事に制した。鞍上は、福永騎手だった。