ラキシスの初子シルヴィス。「性格はおっとりも能力の高さを感じる」 (2ページ目)
「あるスタッフは、シルヴィスについて『幼いところはあるし、稽古も雑な面を覗かせるけれど、時計はしっかり出ています』とコメント。実際、調教では水準以上のタイムを計測しています。別のスタッフも、『体に緩さはあるけど、能力の高さを感じる』と話しており、デビュー戦から即結果を出せるかどうかは別として、いずれ走ってくるイメージは持っているようです」
母のラキシスも、初陣は見事に飾ったものの、本格化したのは3歳の秋。まだまだ成長段階にあるシルヴィスも、同じ成長曲線を描くかもしれない。
それでも、すでに速い時計が出ているのは、素質の高さか。うまくハマれば、早くから活躍しても不思議はない。先のトラックマンが続ける。
「スタッフによれば、以前に一度入厩した時に比べて、『かなり馬がよくなった』とのこと。距離適性は中・長距離向きと見られているようで、母と同様、長めの距離で活躍しそうです。性格は『今はおっとりしている』ようですが、母ラキシスはピリッとしたタイプ。『(シルヴィスも)スイッチが入ると、母と似た面を見せる』とスタッフは言っていました」
初陣の予定は、12月28日の2歳新馬(阪神・芝2000m)。はたして、シルヴィスは母譲りの華麗な走りを見せることができるのか、必見である。
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