2019.12.17

有馬記念は、人気落ちのGI馬、
菊花賞馬、グランプリ男で夢を見よ!

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そこで、今年浮上するのは、昨年2着のレイデオロ(牡5歳)と、3着のシュヴァルグラン(牡7歳)だ。

 ともに、今年は未勝利のため、人気落ちは必至だが、レイデオロは、昨年の有馬記念では1番人気に支持されて、勝ったブラストワンピースとはタイム差なしの2着だった。一昨年のダービー馬で、昨年の天皇賞・秋を制している実力馬が、自らの復活劇によって、引退の花道を飾ってもおかしくない。

 シュヴァルグランも、一昨年のGIジャパンC(東京・芝2400m)の覇者で、今春の海外GIドバイシーマクラシック(2着。3月30日/UAE・芝2410m)では、日本馬最先着を果たしている実績馬。過去、ゴールドシップやキタサンブラックが3年連続で馬券圏内に絡んだことを思えば、今年も上位争いを演じる可能性は十分ある。軽視は禁物だ。

 続いて、注目したいのが「菊花賞馬」である。

 有馬記念では、その年のGI菊花賞(京都・芝3000m)を制した馬が無類の強さを見せている。オルフェーヴル(2011年)、ゴールドシップ(2012年)、そしてサトノダイヤモンド(2016年)が見事な勝利を飾って、キタサンブラック(2015年)も3着と健闘した。

今年の菊花賞を制したワールドプレミア こうした例から、今年の菊花賞(10月20日)を制したワールドプレミア(牡3)も外せない。

 例に挙げた面々がそうだったように、菊花賞馬となれば、通常は上位人気となるが、今年は冒頭で触れたアーモンドアイをはじめ、他にも人気の実力馬が多数いる。つまり、有馬記念に強い菊花賞馬でありながら、ワールドプレミアは伏兵扱いにとどまりそう。馬券的な妙味からして、オススメの1頭だ。

 最後は、少し違った角度から穴馬を発掘してみたい。

 冒頭で、ルメール騎手の有馬記念における強さを紹介したが、もうひとり、この舞台に強い「グランプリ男」がいる。池添謙一騎手である。

 池添騎手は、昨年のブラストワンピースのほか、2009年のドリームジャーニー、2011年のオルフェーヴル、2013年のオルフェーヴルと、過去10年の有馬記念でなんと4勝も挙げているのだ。