2019.12.13

朝日杯FSも波乱のニオイ。オイシイ馬券を
味付けしてくれる「穴馬3頭」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 また、過去5年で1番人気が唯一馬券圏内(3着以内)を外した2016年は、6番人気のサトノアレスが優勝し、2着に7番人気のモンドキャンノ、3着に12番人気のボンセルヴィーソが入って、3連単は22万円超えの高配当をつけました。穴馬探しにも、力が入ります」

 その太田記者が穴馬候補に推奨するのは、ウイングレイテスト(牡2歳)だ。前走のGIIデイリー杯2歳S(11月9日/京都・芝1600m)でも、7番人気ながら2着に食い込んだ。

朝日杯FSでの大駆けが期待されるウイングレイテスト「前走のレース後、鞍上を務めた松岡正海騎手の『このぐらい走ると思っていた。まだ体が重い。次はもっとよくなる。この時期で比べたら、ウインブライトより上』という言葉が、すごく印象に残っています」

 ウインブライトと言えば、つい先日、海外GIの香港C(12月8日/香港・芝2000m)を制して、海外GI2勝目を挙げたばかりの古馬一線級。その馬と比較しての松岡騎手のコメントに、太田記者は驚いたという。

「(松岡騎手が)それだけ、ウイングレイテストの素質を評価しているとは驚きでした。そして今回、前走の12㎏増が太め残りだとすれば、上積みは必至。(前走で)関西への輸送をクリアできたのもプラス材料ですし、GIのここでも大いに期待できると思います」

 一方、木村記者は先行しての実績を持つ、2頭の馬の名前を挙げた。

「まずは、逃げが見込めるビアンフェ(牡2歳)が面白いと思っています」

 ビアンフェは、GIII函館2歳S(7月21日/函館・芝1200m)の勝ち馬で、前走のGII京王杯2歳S(11月2日/東京・芝1400m)でも先手を切って2着と奮闘した。ただ、ここでは距離延長が嫌われて人気を落としそう。その分、馬券的な妙味は増す。

「(ビアンフェは)その体型からして、先々はスプリント路線が主戦場となると思うんですが、今はまだ体の使い方が柔らかいので、マイル戦にも対応できそうな気がします。鞍上も、前で運ぶレースがうまい藤岡佑介騎手。先週のレシステンシアのように思い切って行ってもらって、後続に脚を使わせるような競馬ができれば、今の馬場がこの馬に味方すると思います」