2019.12.12

朝日杯フューチュリティSは血統に注目。
「今が旬」の良血馬が2頭いる

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 もう1頭挙げるならペールエール(牡2歳/栗東・安田隆行厩舎)。同馬の父はダイワメジャーで、先週のGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神/芝1600m)を勝ったレシステンシアや、香港Cを勝ったアドマイヤマーズと同じ。こちらも"旬"の血統だ。

 今年7月の中京・芝1400m戦でデビュー勝ちを収め、続くGⅢ新潟2歳S(新潟/芝1600m)で2着、そして前走のデイリー杯2歳Sで3着と安定した走りを続けている。1番人気での出走となった前走は道中で2番手と、1着、2着になった馬よりも前につけ、早めに動く厳しい展開ながら3着に残している。今回は人気が落ちそうで、気楽な競馬ができそうなのも好材料だ。

 血統を見ると、祖母の父リナミックスがGⅠ仏2000ギニー(芝1600m)の勝ち馬で、アドマイヤマーズの3代母の父にもその名を見せる。ダイワメジャー産駒で母系にリナミックスを持つ馬は6頭がデビューしており、ペールエールやアドマイヤマーズのほかにも、OP丹頂S(札幌/芝2600m)など6勝のほか、GⅡステイヤーズS(中山/芝3600m)でも3着に入ったプレストウィックがおり、ダイワメジャー産駒のニックス配合と言える。

さらにレッドベルジュールと同じく、秋のGⅠ8連勝中のノーザンファーム生産で、鞍上はスワーヴリチャードで今年のGⅠジャパンCを勝ったマーフィー騎手。役者も揃っているだけに期待も膨らむ。

 以上、今年の朝日杯フューチュリティSはレッドベルジュールとペールエールに注目したい。

■平出貴昭 著
『覚えておきたい世界の牝系100』(主婦の友社)

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