来春のクラシック候補はいかに?2019年2歳牝馬ランキング (3ページ目)

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  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 2位も、重賞勝ち馬のウーマンズハート。出世レースのひとつであるGIII新潟2歳S(8月25日/新潟・芝1600m)を制覇している。ただ、意外にも1位、2位で評価した選者はひとりもおらず、総合10ポイントというのは、2位としては若干低めだ。

木南友輔氏(日刊スポーツ記者)
「叔父が香港の名スプリンターであるラッキーナイン。距離がどこまでもつか、という心配はありますが、ハーツクライ産駒ゆえ、融通は利きそうです。

 新馬戦(8月3日/新潟・芝1600m)では、数字の見間違いかと思わせるほどの上がりタイム(32秒0)をマーク。カワカミプリンセス、クロコスミアらを送り出してきた西浦勝一厩舎の管理馬だけに、今後の成長にも期待が持てます」

 3位以下は、各選者の評価が大きく割れた。おかげで、3位には2勝馬を差し置いて1戦1勝のルーツドール(父ジャスタウェイ)がランクインした。

木南氏
「昨年のGI菊花賞(京都・芝3000m)と今年のGI天皇賞・春(京都・芝3200m)を勝ったフィエールマンの半妹。新馬戦(11月16日/東京・芝1600m)は5馬身差の大楽勝でした。

 524㎏と雄大な馬格を誇り、不安があるとすれば、故障だけ。牝馬限定の東京の新馬でデビューという、そのレース選択と、勝ったあとの藤岡健一調教師の雰囲気は、(同調教師が管理して)阪神JF2着、桜花賞3着、GIオークス(東京・芝2400m)2着と結果を残したリリーノーブルを思い出します」

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