2019.11.16

マイルCSの歴史、舞台、展開…
を読み切った穴党記者が推す3頭の穴馬

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 翻(ひるがえ)って、日刊スポーツの太田尚樹記者は、マイルCSにおける1番人気の不振について、こんな見解を示す。

「隠れた実力馬が評価を落として、ここで本来の走りを見せていることが、そうした要因につながっているのでしょう」

 昨年の覇者であるステルヴィオ(5番人気)、一昨年のペルシアンナイト(4番人気)、2015年のモーリス(4番人気)などは、まさにそのいい例だろう。

「つまり、人気に惑わされず、そうした実力馬を見つけることが、穴馬券への近道になるはずです」

 そう語る太田記者が推奨するのは、2年前の勝ち馬ペルシアンナイト(牡5歳)だ。

「ペルシアンナイトは一昨年の覇者で、昨年の2着馬。そう考えると、ちょっと人気を落としすぎ、だと思います。そもそも、京都のGIは”リピーター”が多いのが特徴。先週のGIエリザベス女王杯でも、クロコスミアが3年連続2着という結果を残しました。

 このレースでも、ダノンシャーク(2013年3着、2014年1着)、フィエロ(2014年2着、2015年2着)、イスラボニータ(2015年3着、2016年2着)など、”リピーター”がたくさんいます。やはり、3コーナーに坂の上り下りがある特殊なコース形態なので、得手不得手があるのでしょう。

 とすれば、今年もペルシアンナイトが、得意舞台で上位争いを演じてもおかしくありません。

 また、同馬は典型的な叩き良化型。一昨年も、昨年もGIII富士S(東京・芝1600m)5着のあと、ガラッと一変してみせました。今年も秋初戦の毎日王冠は4着でしたが、『前回はいかにも休み明けという感じ。(叩いて状態は)上向いている』と、管理する池江泰寿調教師もペルシアンナイトの上昇を確信しています。

 鞍上は、英国リーディングを獲得したオイシン・マーフィー騎手。配当的な妙味も見込めて、楽しみな1頭です」

 一方、吉田記者は、「今回のメンバーを見渡すと、末脚自慢が集まっているのが特徴。そうなると、ハイペースは考えにくい」という読みから、GIIスワンS(10月26日/京都・芝1400m)組から、2頭の馬を穴馬に抜擢する。