スワーヴリチャードの妹、ルナシオンは「バネがあり、本当にいい馬」 (2ページ目)
これら優れた兄を持つルナシオンは、藤沢厩舎でデビューに向けて鍛錬を積んできた。そこでスタッフが得た感触について、関東競馬専門紙のトラックマンが伝える。
「入厩前から話題の馬でしたが、入厩してからの厩舎スタッフの期待もどんどん高まっています。牝馬ゆえ、馬体重は440kg~450kgとそこまで大きくないのですが、『プロポーションやシルエットがすばらしい』と絶賛されています。気性面も悪さは出ておらず、スタッフ間の評判は上々です」
馬体の評価が高いだけでなく、その走りにもスタッフは期待を抱いているという。トラックマンが続ける。
「ルナシオンの走りについては、『バネがあるし、跳びもきれいで、本当にいい馬』という声がスタッフから聞かれます。調教では重賞馬とも併せていますが、そこでもヒケを取らない走りを見せているようです。たしかにきれいな走りなので、道悪になると少し心配ですが、間違いなく初戦から好走が期待できるのではないでしょうか」
デビュー戦の予定は、10月14日の2歳新馬(東京・芝1800m)。ここで結果を出せば、俄然来春の大舞台への希望も膨らんでくる。
GI馬スワーヴリチャードの妹、ルナシオン。初陣で、スタッフたちの手応えどおりの走りを見せてくれるのか、必見である。
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